ヒラメキと力を呼び覚ます場所
■十二角形のちから
満員電車の中では誰もが怒りっぽくなるように、広い海原や山々を目にすると清々しい気分になるように、その場所の広がりと空気は、知らず知らずのうちに、人の心に大きな影響を与えます。
アークエンジェル恵那の建物が十二角形をしているのもそんな理由から。自然が本来抱いているしくみにならい、まず建物自体を円筒形に近い形状としました。
地熱や生活排熱、体温などにより温まった空気は、壁のカーブに沿ってらせん状にゆっくりと上昇します。
この空気が屋根に設けられた傾斜によって再び下降。空気の循環を生み出します。
つまりは空気が淀むことなく、24時間ゆったりと対流し続ける構造です。
またこの空気の対流は、冷暖房効率も高めてくれます。たとえば冬なら大きめのストーブ1台、夏ならば大きめのファン1つで、家中を自然で快適な温度に調整することが可能です。